新規の資金調達が困難

　食器やテーマパーク向けのグッズを海外で製造し、大手商社に販売している設立30年目の製造会社。製品を海外で生産し、国内の一流会社に卸していますが、海外の送金が代金の回収より早くなるので、受注が増えるほど会社が苦しくなるという輸入業の宿命が長年の悩みでした。この会社は過去の負債が大きく、銀行借り入れもリスケしている関係で新規での資金調達が出来ない状況でした。

取引先に立て替え依頼

　同社は国内屈指の技術力を有しており、資金繰りさえ解決できれば、大きく伸びる余地があります。そこで弊社では、取引先の商社に協力を要請し、仕入の資金を一旦立て替えてもらうことに成功しました。結果、資金繰りが大幅に改善し、今まで躊躇っていた新規受注に対応できるようになりました。コロナ禍で一時は売り上げが大幅に落ち込みましたが、乗り越えた今では、明るい表情の経営者と新規事業の打ち合わせをさせていただいております。